Check
     
スペック
   
全長   ?メートル(無限に伸びる?)
住みか:   モン・サン・ミッシェル湾の干潟の砂の中。
出没地:   潮が満ちてくる時に出てくる。
特徴:   掃除用のゴム手袋のように目立つ色なのだが、以外と気づかないので最新の注意が必要。そもそも彼らがでてくる前に引き上げるのが無難。
苦手なもの:   彼らが出てくる穴の中に手を突っ込みくすぐると腕を引っ込める。くすぐったがり屋さんだ。
     

ここモン・サン・ミッシェルでは潮の満ち引きがヨーロッパでも一番大きいと
されている。
干潮の時には10キロほどまで潮が沖合いまで引く。
そしてまた潮が戻るスピードは「走る馬の速さでやってくる」とまで言われているのだが 実際は歩く人間のスピードなんだそうだ。
それでも今まで大勢の人たちがこうして海にのまれて命を落とした。
かの有名な作家ヴィクトル・ユーゴーも彼の作品、「レ・ミゼラブル」にも描かれたように 砂地に足をはまったりする者もいた。
これは実はすべて「おい手」の仕業なのだ。

 

干潮の時に干潟(ひがた)で見かける人物たち:



このストーリーに出てきた海藻拾い
(動物の餌、肥料、燃やしてガラスをつくるのに 必要な炭酸ナトリウムを収穫していた)



貝、あさり、三角網を前に押して、エビを捕る人たち

  
巡礼者や近年になってからは観光客も・・・

 

 

舞台: モン・サン・ミッシェル
- Le Mont-Saint-Michel

モン・サン・ミッシェルの歴史は、8世紀初めに起こったある伝説から始まる。
いいつたえによると、モン・サン・ミッシェルからほど近いアヴランシュの町の司教だったオベールの夢に大天使ミカエル(仏語でサン・ミッシェル)が現れ、「あの岩山に聖堂を建てよ」と命じたそうなのだ。
  一度ならず、再び大天使ミカエルはオベールの夢にやって来たが、オベール司教はただの夢だと思ってなかなか信じなかった。
しかし、業を煮やしたミカエルは3度目の時にオベールの頭に指を突っ込む
とオベールは自分の頭に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ようやくお告げが本物だと確信し、指示通り、「トンブ山」と呼ばれていた岩山に小さな聖堂を建てたのだ。

j
10世紀ごろ


966年にはノルマンディー公リシャール1世がベネディクト会の修道院を島に建て、モン・サン・ミッシェルと名づけた。
これが増改築を重ねてロマン風建築からゴシック風建築に変わり、13世紀にはほぼ現在のような形になり、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めていた。

1346年に勃発した百年戦争の間、イギリス軍に幾度も攻められたが要塞は落ちることがなかった。
戦いにより、街は大打撃を負い、修道院は徐々にこの地を離れ、巡礼者の数も次第に減っていった。
こうしてモン・サン・ミッシェルは廃れていったのである・・・


j
ベリー公の時祷書」の挿絵として描かれたモン・サン・ミッシェル
1390年ごろ


j
1636年ごろ

そして遂に18世紀末のフランス革命時に修道院は廃止され「海のバスティーユ」と呼ばれ、国の監獄として使用された。それが、1863年まで続いた。

その後荒廃していたが、ヴィクトル・ユゴーの紹介がナポレオン3世を動かし、1865年に再び修道院として復元され、ミサが行われるようになった。
19世紀には陸との間に堤防を造成して鉄道・道路ができ陸続きになり(鉄道は後に廃止)
今ではフランスの有数の観光地となっている。

j
1830年、監獄として使用されていた頃

 

j
1900年ごろ

 








TOP

妖怪図鑑ホームに戻る

クリストフ・クリタ ホームを開く