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スペック
   
全長:   0.6メートル
住みか:   夏は川べり、冬は民家にいることが多い。
食べ物:   川の魚。船乗りの食事も頂戴する。大食い。
出没地   夜行性なので日中は出てこない。
性格:   いたずらが大好きだが、寂しがりや。 人間にかまってもらうためにいたずらをしているようだ。 冬は外に誰もいないので民家に上がりこむこともある。
     

いたずらっ子な妖怪「らくガキ」。外見はカワウソのような形をしている。日中は寝ていて、夜になると活動を始める夜行型の妖怪だ。 普段は川の魚などを捕って食べてるが、人間の食べ物もよく頂戴するんだ。 マリニエたちが寝ている間に船に上がりこんで、食べ物をくすねる厄介ものだ。
でもコレといって人間に危害を加える訳でもない。気晴らしに蛍をくっつけた棒で今でいうライト・ペインティングをやる程度じゃ。勿論 蛍は夏にしかいないから、冬は雪景色の中で絵を描くこともある。絵を描くのが大好きなんじゃな。

ロワール地方でいたずらをする妖怪にはファルファデと呼ばれる小人たちもいる。人間の住居のそばに住んでいたり、洞穴にいたり。いたずらばかりでなく時には人間の手助けもするかわいい連中だ。


ファルファデに悩まされている昔の人。



舞台: ロワール川 - La Loire

ロワール川は全長1000キロメートル以上もある、フランスで一番長い川だ。 昔から川は人や貨物の運搬ルートとして使われてきた。 ワイン、小麦、塩や石材など様々な物を運んでいた船があった。 それらの物質を運んでいたのがマリニエたちだ。

長旅をしていた彼らは家族とともに船の上で暮らしていたんだ。
帆船の時代、川での運搬は常に風向きに注意しなければならなかったのじゃ。帆船は風が正面から吹いたら進めないからな。 海ではジグザグ走行できるが川では川幅に制限されてるせいで、そんな事ができないんじゃ。あと、川には橋などの障害物があるから、マストを降ろさないといけないこともある。海での運搬とは違った苦労があるのだよ。

帆を使えない時、マリニエたちは川の端にある曳船道(ひきふねみち)におりて綱で船を引いたもんじゃ。

ロワール川をゆったり進む貨物船。風情あるの~

船を人力で引っ張ってる・・・馬を使用した場合も勿論あるが、いやー、大変そうだ。



産業革命後、蒸気船や電動で動く牽引船(馬力船)が出現した。
これらは川底にはってあるチェーンを船上のモーターで引っ張って進む、
面白い方式を採用している。その後に引っ張られる船を次々とくっつけるんだ。



ブリアール運河橋


さて、このストーリーにでてくる「船を飛ばす橋」、運河橋とはどのようなものか・・・

ロワール川から首都パリを通るセーヌ川をどうにか繋げられないか。17世紀初頭、そう思った国王アンリ4世は運河の建設を開始した。それがブリアール運河だった。しかし多くの水門や水位による危険などのせいで19世紀に入り運河橋の計画が出た。当初はゲタン運河橋のように石で作る提案が出されたがロワール川の水量のせいでそのような橋は 川の流れの障害になってしまう・・・
そこで思い立ったのが、当時としては最新技術である鉄橋をつくることだった。 それもただの鉄の骨組みではなく、エッフェル塔よろしく、なかなか洒落たデザインだぞ。 こうしてスムースにロワール川とセーヌ川を船は行き来できるようになったのだ。 頭上に船が走っているなんて、今でもびっくり仰天だな。









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