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スペック
   
全長:   1.3メートル
性格:   いつも人間の被害にあっているので若干 対人恐怖症。
食べ物:   水だけ飲んでいれば大丈夫。
出没地:   木の状態にいるのがほとんどなので、 ル・ピュイの道に大木があれば疑わしい。
特徴:   木の妖怪のため、動作は遅く、歩くのも遅い。 一日、せいぜい20キロしか歩けない。 しかし土地を変えないと足に根っこが生えるので、木の状態でなければあまりじっとできない。
     

カネふらし 」 は木の妖怪なのだ。 ひょんなことから木が歩きだすようになった お金と木で連想するのが中国の伝説にでてくる「カネのなる木」だ。 揺銭樹(ようせんじゅ)と呼ばれるそれは後漢時代(25-220年)のお墓の中に 銅器という形でよく入れられていたんだ。死者があの世でおカネに困らないように、又は死んだ人の魂が 不老不死の薬を作る女神(西王母)の所にいけるようにおカネを添える、 という意味合いがあるといわれている。

カネふらしも以前はカネをはやした木だったのだが、貪欲な人間たちが 簡単に手に入るカネを全部むしり捕ったんだ。 おカネが生えても次から次へと人間達に持っていかれ、いつしかおカネが実らなくなった。 そんなある日、カネふらしの根元にコンポステルに向かう巡礼者が一晩を過ごしにきた。 彼は一晩中、木に向かって話しかけた。遠いコンポステルで皆の悩みを聞き、 願いを叶えてくれる場所があることを。
カネふらしは人間の貪欲さが治るのとまた自分がおカネを実らせる事を真に願った。 その思いが通じたのか、カネフラシはいつしか歩けるようになった。 と、言われているんだ。

  
中国のカネのなる木 「ようせんじゅ」



舞台:ル・ピュイ・アン・ヴレ
    - Le Puy-en-Velay

フランス中南部、大昔、火山活動によってできた緩やかな地形が広がるオーベルニュの山々に囲まれた町、 ル・ピュイ・アン・ヴレ(通称 ル・ピュイ)。
ここはスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の起点の一つでもあるんだ。 溶岩で作がれた「黒い聖母子像」をまつるノートルダム大聖堂と大聖堂背後の岩山に建つ「フランスの聖母像」、 そして少しはなれたところにある岩山の上にはサン・ミッシェル・デギレ礼拝堂はとても印象的だ。
フランスでは「トゥールの道」、「リモージュの道」、「ル・ピュイの道」、「トゥールーズの道」の4つの道がスペインに向かっている。 この扇のように広がった道はなんとなくホタテににているだろう・・・というのはワシの憶測だ。





巨大な聖母子像 ノートルダム・ド・フランスと大聖堂


岩山の上に立つサン ・ミッシェル教会



サンティアゴ巡礼

キリストの十二使徒の一人・聖ヤコブ(スペイン名はサンティアゴ。フランス名はサン・ジャック)の墓が発見されたという伝説に基づき、スペイン西端の町「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」に小さな聖堂が建設されたのが9世紀。それが大聖堂へと建て替えられ、12世紀頃、 この地への巡礼が最盛期を迎えた。この頃、ヨーロッパ中から年間50万人とも100万人とも 言われるキリスト教徒が大聖堂を目指したという。

巡礼者はもともと決まった格好はなかったのだが、宿場で安く止めてもらったり、お慈悲を恵んでもらえるよう、徐々に巡礼者の服装が定着していった。大きいケープに肩にかけたカバン。つばの大きめな帽子を被り、ワインを入れたひょうたんと道中襲われた時に使える長い棒だ。 サンティアゴ巡礼のシンボルの帆立貝は、巡礼者が無事コンポステラに着いた時に、浜辺で拾ったホタテの殻を思い出として持っていった。 ホタテは病や災いから守るお守りの役目も果たしていたのだ。






コンポステラ巡礼路の宿には
ホタテ貝とひょうたんのマークが。

サンティアゴ・デ・コンポステーラに
無事辿りついた巡礼者たち。



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