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スペック
   
全長:   1、5メートル
住みか:   森の大木の幹の中に住みかを作る。
特徴   羊の毛皮を身にまとい、ベルトには彼が作った丸薬が入っている。
出没地   よく森で薬草採集をしている。 風貌に似合わず、木のぼりもお手の物だ。
性格:   慈悲深く、人間も動物も同じように愛す。
     

妖怪医者「はらわたがえし」は人間や動物の患部を手の平で察知して、
そっと手を体内に潜らせる技をもっている。どんな病気でも治してしまうと言われている。
だけれどもルルドはキリスト教の聖地。
そんな能力を持つ妖怪なんて受け入れられない。奇跡は神のみぞ起こすと信じているから。
だから「はらわたがえし」はひっそりと森の中で暮らさなくてはいけないんだ。
それに森には彼が作る薬の原料となる薬草や小動物、鉱石なども採取してくる。
大木の中や木の上に住みかをつくり、そこで治療をしている。
元は森の動物を治療していたのだが、その噂が広まり、地元の住人も彼に診てもらうようになった。
しかし、妖怪に診てもらうということはかなりの勇気がいることだった。

そういえば中国の妖怪に「白澤」という妖怪がいる。
牛の体に目が左右にそれぞれ三つあり、人間の顔をして人語を話す。
病魔を防ぐ力があるとされていて、昔の人はこの妖怪の絵を魔よけ
のように使っていた。江戸時代に日本でコレラが流行ったときも白澤図なる絵を枕元において病魔退散に用いたという。

中世ヨーロッパでも病にまつわる妖怪がいる。例えば「カラドリウス」。
見た目は白いガチョウのような鳥だが、どんな病も治してしまう能力を持っているという。
床についた病人の上に止まり、頭を後に向けたら病人は死ぬと思われた。反対に
病人のほうをずっと見ると、悪霊を吸い取り太陽のほうこ飛んで、その災いを
焼いて退治した。そうやって病人を治したと信じられた。
カラドリウスの糞は盲目を治すとも言われた。

 
 白澤(はくたく)
  
病人の上に止まるカラドリウス

 

舞台: ルルド - Lourdes

ルルドはフランスとスペインの国境そばにある小さな町だ。
1858年、当時まだ14歳だったベルナデットという少女が街はずれの洞窟そばで薪拾いをしている時に聖母マリアに会ったという話から始まる。
神のお告げを聞いた少女、ジャンヌ・ダルクといい、キリスト教の国ではそういう話をよく聞く。
その少女が聖母に会ったところに聖母像は建てられたのだ。
その噂がヨーロッパ中に広まり、ルルドはいつしかキリスト教の巡礼者が訪れる聖地となった。その泉の水には病を治す効果があると信じられ、医者から見放された病人が世界中から訪れる。
治った証として洞窟には今も尚、まつば杖が壁に垂れ下がっている。


 
20世紀はじめ頃の
鉄道会社が発行したポスター
 
マリア様に出会ったベルナデット



マリア像とか十字架ネックレスなど売ってるルルドの
土産屋というかもはや宗教グッズ店。

まつば杖がずらり!





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